マニア歴20年超え!9歳からハプスブルク家マニアの私が、国立西洋美術館の「ハプスブルク展」に行ってきました!

 

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが

私は、ハプスブルク家マニア。

 

小学3年生のときに訪れた

「ハプスブルク家と5人の王妃の物語」展で

麗しい王妃たちの肖像画の気迫と

一族で築き上げた輝かしい歴史に魅せられ、

ぶ厚い図録を隅から隅まで読みあさり、

関連書籍もたくさん読んで

その世界観にどっぷり浸ったものでした。

 

もちろんウィーンでもフランスでも

スペインでもプラハでも

世界各地に訪れては

ハプスブルク家の軌跡を辿ったり。

 

「鉄道オタク」

「アイドルオタク」

昔からオタク気質の人に憧れていて。

何かにあまり特化していないジェネラリスト気質を

コンプレックスに思うこともあったけど、

内定者時代に会社の課題で考え振り返ってみたら

ハプスブルク家オタクという自分の特徴を

初めて自覚することになったのでした…。

 

そして今回OBIKAKEさんのご招待で

国立西洋美術館の「ハプスブルク展」

行ってまいりましたー!!!

 

マニア垂涎。

13世紀から幕をあける

ハプスブルク家の歴史をたどりながら

一族が誇った権威の象徴でもある

美術作品コレクションを

多角的に見ることができます。

 

 

花總まりさんの音声ガイドが贅沢!

元宝塚歌劇団雪組・宙組トップ娘役の

花總さん、

これまで幾度となく

マリー・アントワネット王妃や

エリザベート皇妃を演じた彼女による

音声ガイド。

 

高貴で、時に可憐、時に妖艶。

作品ごとに、

声だけで見事に演技なさっています。

 

美術作品を見ながらも

つい目を閉じて

耳を傾けたくなるような初めての感覚。

 

花總まりさんの音声ガイドは

マニアに限らず

ぜひ一度は聞いてほしい

素晴らしいものでした。笑

 

惹かれるのは、やっぱり肖像画!

 

 

やっぱり私が好きなのは肖像画。

 

エリザベートの肖像画は、

他に好きな作品が多すぎて

「この1枚で彼女を見た気になられては無念…」

という感想だけど、笑

やっぱりさすがエリザベート。

 

今回の「ハプスブルク展」の締めくくりとなる

彼女の肖像画の前には

人だかりが絶えませんでした。

 

激しい嫁姑争いでも有名な

エリザベート。笑

決して仲が良かったとは言えない

姑のゾフィー妃さえも

「市民たちを引き寄せたのは皇妃。

皇妃は彼らの喜びであり

憧れなのですから。」

と言わしめた、彼女の美貌は

絵画からも溢れ出ています。

 

「バランスおかしいのでは!?」

と突っ込みたくなるような

ウエストの細さにも注目です。笑

 

 

ベラスケスの描いたマルガリータは至高。

巨匠ベラスケスによる

マルガリータ・テレサの肖像画。

 

当時の肖像画は

権威の象徴でもありましたが、

一方で「お見合い写真」の役割も

果たしていたそうです。

 

オーストラリアで暮らす婚約者のもとに

何年にもわたって送られた

マルガリータの肖像画のうち

2枚を本展で見ることができます。

 

絵の具の重なりで

絶妙にシルクの質感を表現する

ベラスケスの技術、

もう何分でも見ていたい。

 

近くで見ると

適当に絵の具を置いただけのようなタッチも

離れて見ると

見事に物の質感を表している、

ベラスケスの真骨頂。

 

青いシルクのドレスの肖像画が

有名ですが、

同年に描かれた緑のドレスも

シックで素敵でした。

 

 

彼女自身が厳選した画家によるマリー・アントワネットの肖像画に納得。

満足のいく肖像画家を探しあぐねていた

マリーアントワネットがようやく見出した画家

ヴィジェ=ルブランの描いた彼女は

可憐で高貴。

 

今で言えば、自分を美しく

(実物以上に?笑)

撮ってくれるフォトグラファーを

見つけたい執念のような気持ちが

マリー・アントワネットにもあったのでしょうか。

 

勝手に今の時代の女心にも通ずるような

微笑ましいエピソードでした。

 

目を見張ったのは、

真珠色のドレスの質感の表現。

ハリのある質感、

ふっくらと柔らかな布の表情、

優しい光に包まれた色合い。

 

うっとり。

 

 

隅から隅まで、

音声ガイドを聴きながら1回

音声ガイドが終わった後

じっくり芸術作品を味わうために

1回、と丹念に見て回りました。

 

ブログでは肖像画だけ

取り上げましたが、

繊細な工芸品も圧巻。

足が細かったんだろうなぁ

という感じた甲冑も注目です。

 

大大大満足!

 

1月26日までやっているので

ご興味のある方はぜひ。

 

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