ハレクラニ沖縄・SHIROUX(シルー)で、3年ぶりのディナー

 

沖縄「ハレクラニ沖縄」のフレンチ、SHIROUX。

個室であれば子連れでのディナーも可能です。3年ぶりにこちらでディナーを頂いて感激したので、書かせていただきます。

 



 

娘が0歳の時に訪れた際の写真と見比べて、成長を感じました・・・

 

 

沖縄食材を生かしたイノベーティブディナーを個室で

外苑前にあるミシュラン2つ星レストラン「フロリレージュ」のオーナーシェフ・川手寛康さんがコンサルティングシェフを務めていらっしゃる名店。

3年前に訪れた時から、ますます「沖縄を代表する名店」としての地位を確立されていらっしゃるのではと思います。

赤ちゃんは個室のみokなので、事前に個室を予約してディナーに伺いました。

 

 

ホテル予約とディナーの個室予約を、ほぼ同時に完了。笑

個室料金は20,000円!8名まで入れるお部屋で、ゆったりお食事できます。

 

テラス付き個室だから、サンセットを堪能できちゃう

 

個室にはテラスが付いていて、水平線に沈む大きな夕陽をゆっくり眺めることができました。

雲を染めていく夕陽の赤に、うっとり。

 

 

メニューのお手紙と、ぶくぶく茶

メニューは、フロリレージュ同様「素材」で紹介するスタイル。

お手紙のような姿で届きます。

 

 




ウェルカムドリンクは、沖縄名物「ぶくぶく茶」!

ぶくぶく茶は、琉球王国時代から伝わる沖縄の名物茶。

 

2層の異なるお茶でできていて、玄米茶の上にさんぴん茶の香りがついた白米茶のふわふわの泡が乗っていて、両方を一度に口に運んで味わいます。

香ばしいお米の香りとさわやかなジャスミンの香りを同時に楽しめました。

 

ノンアルコールカクテルはパイナップルフラワー

カクテルも豊富で楽しいですし、ノンアルコールカクテルも選ぶのが楽しい!

私は「パイナップルフラワー」に。

これはパイナップル/ジャスミン/エルダーフラワーだそう。

 

 

イラブー&黒トリュフのフラン

イラブーとトリュフのフラン・・・洋風茶碗蒸し!

イラブー汁は、琉球王国の宮廷料理に端を発すると言われる沖縄の伝統料理。イラブーはエラブウミヘビのことで、滋養に良いとされています。

 

 

ウミヘビ!?と思われるかもしれませんが、イラブーの味わいとともに様々な出汁が重なり合って奥深い味わいでした。

黒トリュフの風味もしっかり。とてもおいしい茶碗蒸しでした。

 

パイナップルとバターサンド

右は、ポレンタとパイナップルを蒸しあげたもの。

左は、キャビアとバタークリームをはさんだバターサンド。

 

 

黒糖の「チュイル」という薄いクッキーでサンドしています。

 

 

キャビアもたっぷり入っていました。これ、いくつも食べたい・・・

 




塩釜でローストした島南瓜

塩釜で丁寧にローストした島カボチャ。

模様のように美しくお皿に並べられたゴーヤ。

普段だとゴーヤって苦くてあまり得意じゃないんだけど、ゴーヤが苦くなくて、びっくり!!感激!

水抜きで苦味を緩和しているそう。

 

 

そして、ゴーヤに添えられていた塩麹とヨーグルトのソースが絶品でした。

ドットの柄はミントのピューレでできているそう。

 

 

そして、まるでデザートのようだった絶品が、こちら。

カボチャの端切を活用して作られたポタージュスープ。

 

 

沖縄産の「ペコリーノロマーノ」チーズを隠し味に、バニラのオイルを垂らしているんですが・・・まぁ〜これが美味しい!バニラビーンズの甘さが優しい、程よい。

コース料理の最後にデザートとしてもう1回いただきたいくらいでした。

 

名物!酒粕蒸しパン

フロリレージュでも大人気!酒粕のパン。こちらは酒粕の白い蒸しパンです。

 

 

もちもちしていて、素材の味わいが絶妙で、食べ始めると止まらなくなるパン。

しかも、完璧なホカホカな状態で持ってきてくださるのでお代わりが止まらない、危険な存在。

 

 

この日も即お代わりをいただきましたがコースを楽しみたかったので2個で我慢・・・

パン好きの娘もテンションMAX!!喜んで食べていました。

 

マコモダケと烏賊

次に供されたのは、白のお皿と黒のお皿。

ムールブランソースという真っ白なソースに、青パパイヤとスターフルーツ、マコモダケ、朝獲れセイイカのマリネ。

 

 

透き通るような白の食材、でも旨みはしっかり。

イカはネットリ柔らかく、青パパイヤはシャキシャキ、マコモダケのもっちり感・・・食感の楽しさがぎゅっと詰まった感じ。

黒のお皿は、こちら。

 

 

イカ墨をカンパーニュでサンド。

 

 

これが、もう絶品で!!私は悶えました。

 




赤仁ミーバイ グルクン

ミーバイの炭火焼きスモーク

赤仁ミーバイはハタ類のお魚で、沖縄の高級魚!スジアラとも呼ばれ、ハタ類の中で最も美味しいとも言われます。

ミーバイの下には、よもぎとグルクンのタルタルソースのジェノヴェーゼ。

このジェノヴェーゼ、グルクンの食感も良くて美味しくていくらでも食べられそうでした。

 

 

一番下は、もずくのソース。からぶち柑橘のオイルをたらしてあります。

右上は、発酵パパイヤのマヨネーズ。沖縄らしい〜

そしてこちらは、赤仁ミーバイのお出汁と雑穀米のリゾット。

 

 

 

もとぶ牛 椎茸

脂がのってることで有名な沖縄育ちのブランド牛「もとぶ牛」。農林水産大臣賞 最優秀賞も受賞した牛肉だそうです。

トマト、コンソメ、椎茸、元部牛のタルタルと。

 

 

牛肉の油はしっかりあったはずだけど、トマトが良い働きをしてくれてさっぱり美味しくいただけました。

本部は美ら海水族館があるところ。

牛の骨に近い部分を細かくほぐして、じゃがいもと和えたコロッケも供されました。

 

 

・・・パカッ

 

 

小さいコロッケなのに、ぎゅっと詰まっていて食べ応えしっかりでした。

 

ジーマーミ 島バナナ

ジーマミー豆腐のアイスクリーム。

下には、生のジーマミー。

 

 

バナナを黒糖で煮詰めて煮詰めてできたソースと。

 

 

アマゾンカカオ

ペルー奥地で獲れるアマゾンカカオのムース、ガナッシュ、ゼリーという3層でできたスイーツ。

チョコレート好き・カカオ好きの私にはたまらない1品でした。

 

添えられているのは生クリームのシャンティと・・・なんと、「サーターアンダギーのペースト」!!!

 

 

これがまた、食べてみるとサーターアンダギーのペーストなんですよ。本当に。

最高でした。

 

プティフールまで大満足!

フレッシュな苺をいちごのグミでコーティングしたもの!

 

 

 

フレッシュな苺をいちごのグミで

中はフレッシュな苺
甘酸っぱいジャムでコーティング

 

 

アマゾンカカオのキャラメルも

私大好きな味でした。

キャラメルの中にアマゾンカカオのガナッシュ、素敵なディナーの余韻に浸ることができました。

 

 

個室には、大きな鏡も数カ所にあり、娘は食後には鏡で一人遊びを始めていました。笑

 

 

ちっちゃかった娘との思い出の場所で、成長を感じちゃいました。

 

 

沖縄食材を生かしたイノベーティブディナー

最近、目にするようになった「イノベーティブ」というジャンルのレストラン。

レストランの名前「シルー」は、「白」を意味する沖縄の言葉だそう。

新しい組み合わせ、新しい調理法で沖縄の食文化を存分に感じられる、まさにイノベーティブなディナーを味わえました。

食材を余すことなく活用していたり、SDGsだなぁと感じました。

 




 

個室の予約は、私が行った時は17時からの回と20時からの回、2部制みたい。

ハレクラニ沖縄を訪れる際には、味覚で沖縄を堪能できるSHIROUXでのディナー、おすすめです。

 

赤ちゃんや12歳未満のお子様はディナータイムは個室のみOKだけど、朝食時はシルーの利用が可能なので、朝食だけでもぜひ訪れてみていただきたいです。