レフェルヴェソンスでのママ1歳お祝いディナー、食材へのこだわりを堪能
西麻布・レフェルヴェソンスにディナーへ行ってきました。
旬の日本の食材を使い、「茶懐石」をイメージしたフランス料理を提供していらっしゃる大好きな、とっておきのお店です。
メニューは、昼夜共にお任せコース(28,000円+税、サービス料10%)のみ。
2020年4月〜5月の休業期間を経てメニューも店内も新たになりました。
あと、豆知識です、以前はBGMが流れていたんですが(レッチリとかも笑)BGMがなくなりました!
個室の醍醐味!テラスでサンセットをひとりじめ
ソムリエの川畑さんによる「一献」という名のカクテルからコースが始まりました。
茗荷、紫蘇などをその場ですり鉢ですりつぶし、日本酒を混ぜてハーブティーで割ったピンク色のカクテルです。
香り、味わい、共に爽やかで夏風を感じるカクテルでした。
野菜クリスプのブーケは、まさに花束のようなお野菜たち。
お豆腐のサワークリームといただきます。
ナス・さつま芋・カーボロネロ・タマネギ・パプリカ・ズッキーニを乾燥させ、鰹粉を軽くまぶしたもの。
野菜の旨味が凝縮されて、それぞれの野菜の個性が引き出された感じ?秀逸です。
パリパリとした食感も楽しい。
雲丹、蟹、鮑とササニシキのリゾット
テーブル際の七輪で仕上げます。
熱々になったところに仕上げにかける発酵醤油の香ばしい香りが鼻腔をくすぐり、空腹は最高潮に・・・!
雲丹、蟹、鮑。この組み合わせで美味しくないはずがありませんが、、最高の美味しさでした!
ご説明によると、こちらの一品は茶懐石における「お凌ぎ」の位置付だそうです。
なんて贅沢な「お凌ぎ」なのでしょうか・・・あぁ、写真を見返すだけでよだれが・・・
写真の数からして、隠せませんが、私はこの一品が大好きでした。笑
中には甘海老のアメリケーヌソースと、大徳寺納豆のお味噌が効いています。
はぁあ、もう宝箱みたい。
「敬愛する素晴らしきArtisan(職人)たち」という名のサラダ
サラダといっても、最高級のサラダです。
使用するのは、国内の農家から取り寄せた約50種もの野菜。
約50種もの野菜を、それぞれの野菜に適した方法で調理し、盛り合わせたサラダなのです。
まず運ばれてきたのが、サラダに使用されている野菜たち。
美しい。芸術的です。
「可愛いマイクロキュウリもいます、ここに隠れています」と教えてくださいました。
涼し気なガラス皿に盛られた色とりどりの野菜たち。
野菜そのものの味わいを大切にしていらっしゃるので、味付けは控えめです。
野菜について説明した紙(裏面は食材)をくださるので、丁寧に確かめながら味わいました。
作り手への敬意をすごく感じます。
みずみずしくて感激、季節によって異なる顔を見せる蕪の定点観測
開店時から作り続けていらっしゃるという、レフェルヴェソンスさんのスペシャリテ。
青森産の蕪なのですが、同じ蕪でも季節ごとに異なる味わいを見せるので、その意味を込めて「定点観測」と名付けられているそうです。
火入れは複雑に、味付けはシンプルに。
みずみずしさに感激します。
斬新なのに感激した逸品!どんぐりのクレープで巻いた鮎
今回、一番衝撃的だったのはこちら!
うるかで焼いた鮎を、ミズナラのどんぐりのクレープで巻いて、梅紅酢と野生の山椒をつけて、いただきます。
鮎の頭は揚げてありカリッと。
どんぐりのクレープはモチッと。
鮎の苦味・どんぐりのクレープの甘味・梅紅酢の酸味。
多様な食感と味わいが、ひとつにまとまっていて驚愕。感激。
手づかみでいただくのも楽しかったです。
東京檜原村の薪でシンプルに焼いた今帰仁アグー豚
今帰仁アグー豚は、沖縄県今帰仁村に住む超希少な島豚。
そんな今帰仁アグー豚を東京檜原村の薪でシンプルに焼いて、小玉葱とアミガサ茸、ソースヴァンルージュ(赤ワインのソース)を添えて供されます。
シンプルだけどワイルドで、上質な旨味がたっぷりでした。
サマートリュフたっぷり!アグー豚のコンソメをかけた帆立のラビオリ
帆立のラビオリに、アグー豚のコンソメをかけていただきます。
ここにかけるコンソメが、もう絶品!
仕上げにサマートリュフをこれでもか!というほど贅沢にたっぷり削ってくれます。
トリュフとコンソメの香りが、充満。贅沢。
大きなトリュフ
島豚がすっごくジューシーなのに、鼻に抜けるレモンマリーゴールドが爽やかにまとめてくれている感じ。
お肉ー!旨味ー!って感じなのに夏らしいし、重たくないんです。
おかわり自由というのも意外性があって面白い。もちろんおかわりしましたよ。
こだわり抜かれたアルチザンチーズ
チーズにも深いこだわりが。
カチョカバロ・カマンベール・グランチーズ・シェーブルチーズ・ブルーチーズから好きなだけ選べますが、さすがの私も満腹だったので控えめに。
とはいえ結構選んでしまった。笑
大好きだけど、あまり出会わないブラウンチーズがいただけて幸せでした!
お花に彩られた、美しいデザートプレート
デザートタイムに差し掛かった時、冒頭のデザートプレートが登場!
夏らしい色合いのお花が散りばめられていて可愛い。
ロマンティックで、芸術的で。うっとり眺めてしまいます。
蝋燭の炎が揺らめくプレート。
とても美しく描かれたメッセージに、本当に嬉しくなりました。
メロンのシェイブアイスとパッションフルーツ
とっても可愛い、夏らしいデザート。
ゴーフレットの上には、メロンのかき氷。
さらに乳酸発酵乳アイスクリームと茴香(ウイキョウ)の花をトッピング。
丸くくり抜かれた赤肉メロンが添えられていて、見た目も夏らしくポップです。
テーブルで最後にパッションフルーツのソースをかけて完成!
夏らしさ満点のデザートでした。
夏らしく素材の組み合わせが面白いプティフール
プティフールまで芸術的で、思わずため息。
もうメニュー表の漢字が難しくて読めない!気になる!のオンパレード。笑
・棗椰子、鬼灯、薔薇
答えはナツメヤシ、ほおずき、バラ、です。笑
丸く成形したナツメヤシとほおずきにバラの花びらをまぶしたもの。
・ショコラ 生姜
これは読めますね。ショウガ入り薄焼きサブレでショコラクリームを挟んだもの。
・梅 洛神花
これ、ハイビスカスと読むそうなんです。初めて知りました!ハイビスカスと梅のゼリー。
・八朔 琥珀糖
ハッサクとこはくとうのゼリー。
・バナナ トンカ豆
トンカ豆風味のクリームとバナナを詰めたミニシュークリーム
・李 ミント
すもも、ですね。
ミントとスモモ風味クリームをコーン型に焼いた小さなランクドシャに詰めたもの。
・ブルーベリー 葛餅
ブルーベリー風味の葛餅。ぷるんとしたビジュアルも萌えます。
本当に、最後の最後まで楽しい。。
お抹茶
なんと大事なお抹茶・・・・お写真に撮りそびれてしまいました。
今回、最初から最後までソムリエの川畑さんが対応してくださったのですが、お抹茶も美味しかったです。
茶室をイメージしたシックな店内
夜は暗くてムーディですが、窓からはお庭の緑が見えます。
子連れに最高!個室
子連れで行けるちゃんとしたお店って意外とやっぱり限られている、と友達ママとも話すことがあります。
が!
レフェルヴェソンスの地下の個室は超おすすめ。
0歳児からでも個室なら子連れランチ、子連れディナーok。
絵画が飾られていると思いきや、その裏にはなんと・・・
テレビ!
実はテレビ付きの個室なので、子どもが持て余して騒いじゃう時に備えた対策もできるのが、すごくありがたい。笑
スペシャルな子連れランチ、子連れディナーにはぜひ。
厨房、新たに導入された薪窯もご案内いただきました
食後には新しくなった厨房もご案内いただきました。
新たに導入された薪窯、そして仕込みの鮎の衝撃的な姿…!
このカリカリに揚げられた鮎の頭のおかげで、鮎のクレープは最高に美味しかったわけです。感謝。
お土産まで大満足!
ホスピタリティへの驚きはコースが終わってからも続きます。
なんと、お土産までいただけるんです。
こだわってお取り寄せしていらっしゃる調味料やドライフルーツ、ナッツから好きなものを選ばせていただきます。
今回はお醤油と蜂蜜をいただきました。
加えて、モチモチのフォッカッチャもお土産にいただきました。
お食事の際にも食べられるこちらのパンもすっごく美味しくて。
姉妹店で六本木ヒルズにあるbricolage bread & co.のパンなのです!
美味しさにも納得ですね。
あちらのお店、パンもカフェも大好きなんですよね。。
コンセプトは「一座建立」と「市中の山居」。
本当に凛とした気持ちになる、でも居心地のとっても良い時間でした。
最初から最後まで対応してくださったソムリエの川畑さんのお人柄も大好きでした。
おかげさまで、心の底から楽しかったです。
赤ちゃんやお子様も、子連れは個室のみだけどぜひ訪れてみていただきたいです。
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Instagram→ @chocolat.akane
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